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54.144.24.41|2019/01/21 23:23:49

M&B スクール

歯周病学科

最新治療法

 最近では、特殊な外科手術を行なうことで、ハグキ(歯肉)や歯槽骨(歯を支えている骨)の再生もある程度はできるようになってきました。歯科分野でも再生治療が発達してきているのです。また、歯周病で歯を失ったところへインプラント治療を行うことも多くなってきました。しかし、これらの治療には健康保険が効かないため治療費は高額になることが多いようです。

【組織再生法(GTR法)】

 歯石やプラークなどを取り除くことで炎症のコントロールはできますが、歯周病で組織が破壊されてできた“すきま”に歯周組織を再生させることは容易ではありません。
 歯周組織は、歯肉、歯槽骨、歯根膜、そしてセメント質から成り立っています。歯槽骨や歯根膜は再生するのにとても時間がかかります。イラストBのように先に歯肉と歯根がくっついてしまうと、歯槽骨や歯根膜などがきちんと再生できません。そこで、イラストAのように外科手術の際に、歯根と歯肉の間に人工の特殊な膜を挿入して歯肉の入り込みを防いで、歯槽骨や歯根膜が再生するための隙間を作ります。このような治療法を組織再生誘導法(GTR法)といいます。
 進行した歯周病の画期的な治療法ですが、歯槽骨の壊れ方や程度によっては、GTR法を行えない場合もあります。また、基本的には健康保険が効かないので、治療費が高額(一部位あたり3~5万円程度)になってしまうこともあります。

組織再生法(GTR法)

【インプラント】
インプラント

 インプラントはムシ歯や歯周病、けがなどで歯を失ってしまった場所の歯槽骨に、人工の歯根を植えて、それを土台にかぶせ物の人工歯を装着する治療法です。人工の歯根を植えるのに十分な歯槽骨が残っていない場合には、GBR法と併用して、先に骨を再生してからインプラント治療を行うこともあります。
 まるで自分の歯のようによく噛めることや見た目の自然さ、周りの健康な歯を削らずに済むということが最大のメリットです。一方で、インプラント治療は外科手術が必要なため歯槽骨やハグキの治癒に時間がかかることや健康保険が効かないため治療費が高額(一歯あたり30~50万円程度)になるというデメリットもあります。また、歯槽骨の状態や全身の健康状態によっては治療ができない場合もあります。
 インプラントは人工歯ですのでムシ歯になることはありませんが、インプラント周りのハグキや歯槽骨は生きていますので、歯周病(インプラント周囲炎)にはかかることがあります。自分の歯以上に丁寧なプラークコントロールを行わなければ、せっかく植えたインプラントが脱落してしまうことにもなりかねません。インプラント治療の成功は、プラークコントロールにかかっているといっても過言ではありません。

【骨再生法(GBR法)】

 骨再生法はGBR法とも呼ばれ、歯周組織の再生法のひとつであるGTR法と同様に、人工の特殊な膜を使って骨の再生を促す方法です。骨を再生させたい部分に粉砕した自分の骨や人工の骨(骨補填材)を置き、その上に人工の特殊な膜を置きます。こうして歯槽骨の再生を促すのです。GBR法はGTR法と同様に健康保険が効かないので、治療費が高額に(一部位あたり3~5万円程度)なってしまうこともあります。

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