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3.80.218.53|2018/12/14 17:04:40

M&B スクール

歯周病学科

歯周病とは

歯周病の進行過程と身体への影響 歯周病は、歯肉炎と歯周炎の総称で、歯を支えている組織(歯周組織)の病気です。進行すると、ハグキ(歯肉)や歯根膜(しこんまく)、歯槽骨(しそうこつ)などの歯周組織が破壊され、歯が揺れて噛めなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまいます。さらに歯周病の害はお口の中だけに留まらず、全身にもさまざまな悪影響を及ぼすことがわかってきました。
 歯周病の原因である歯周病菌やその毒素は、血流にのってお口から全身へ運ばれたり、気管から肺へと進入したりして、身体へ影響を及ぼします。歯周病が重くなってくると、歯周組織から“炎症物質”(注釈)が異常分泌されますが、この“炎症物質”も血流にのって全身に運ばれ、身体に影響を及ぼすのです。そして、歯周病を放っておくと、最後には歯が抜けてしまい、食生活に悪影響を及ぼします。
 実際に、『糖尿病』『早産による低体重児出産』『脳卒中』『心疾患・心筋梗塞』『細菌性心内膜炎』『肺炎』などと歯周病の関連が既に報告されています。お口の病気である歯周病ですが、身体の中のさまざまなことは全て関連しているので、身体へも影響を及ぼすのです。歯周病の予防や治療は、身体をより健康に保っていくために必要なことなのです。

歯周病の実態

歯周病の状況

 平成17年に実施された歯科疾患実態調査によると、15歳以上の人の約32.6%が歯周病にかかっています。これを患者数に換算するとなんと3700万人以上!!(平成17年歯科疾患実態調査と平成19年3月総務省統計局人口推計月報から推定値を計算)。さらに見落としてはいけないのが、この有病率は4mm以上の歯周ポケットのある人の割合をもって示されているということです。歯周ポケットは4mmには達していないけれど、『出血がある』とか『歯石がある』などの軽い歯周病の人を加えると、この有病率はもっと高いものになります。軽い歯周病の人も加えた15歳以上の有病率は74.12%、患者数は8000万人以上にもなるのです。歯周病ほど患者数の多い感染症はほかにありません。歯周病は世界で一番患者の多い感染症なのです。

 こんなにも患者数の多い歯周病ですが、一体どのくらいの人が「自分は歯周病」と自覚しているのでしょうか?

歯周病の自覚グラフ

 2006年のサンスターの調査では、40~60歳代で歯周病を自覚していない人が6割前後もいるという結果でした。最も歯周病患者が多い40~60歳代で歯周病を自覚していない人がこんなにもいるとは驚きですよね。この自覚の低さが歯周病の進行を許してしまう原因のひとつであることは間違いないでしょう。

 歯周病は自覚症状がほとんどない病気です。歯科医院で定期的な健診を受けたり、ちょっとでもおかしいかな?と感じたらすぐに歯科医院を受診しましょう。

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