- 2008年7月 「歯周病は糖尿病の第6の合併症」
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- 栗原先生の医院では、医科から紹介された糖尿病患者さんの受診が多いのですか?
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糖尿病患者さんは多いと思いますが、紹介ではなく、患者さん自身が探していらっしゃることの方が多いですね。遠くは静岡からの患者さんもいらっしゃいました。昨年、日本糖尿病協会の歯科医師登録医制度ができて、だれでも登録医を検索できるようになりましたが、糖尿病患者さんへの歯周病に関する情報は、全般的にまだまだ不足しています。ハグキの不快感が原因で来院された患者さんで糖尿病を持つ方の中には、「血糖値をきちんとコントロールしないと治らないよ」と、糖尿病と歯周病の関係を詳しく説明すると、そんなことは全く知らなかったということで、それをきっかけに、血糖値のコントロールができるようになる方もいらっしゃるのです。糖尿病を持つ患者さんに情報がきちんと伝われば、その効果が出るのです。
- 栗原先生は雑誌などで患者さん向けの記事を多く手がけていらっしゃいますね。
- 糖尿病を発症してから長いので、糖尿病の先生のお知り合いも多く、その関係で記事を依頼されることがあります。2004年から2005年にかけて、糖尿病患者さん向けの雑誌「さかえ」に記事を連載したのを契機に、患者の会だけでなく、糖尿病に取り組む先生方からも講演などの依頼をいただくことが増えました。呼んでくださる先生方は、糖尿病で歯周病が悪くなるならば、それをきちんと糖尿病教室で患者さんへ伝えたいと考えていらっしゃるのです。
- 糖尿病の先生方からはどのような感想が聞かれますか?
- 受け止め方はいろいろですが、初めて聞いたとおっしゃる先生は多いですね。糖尿病の先生は、眼や腎臓、神経などにおこる合併症について患者さんに話されますから、歯周病についても話して欲しいのですが、その先生方にまだ十分に認識してもらえていないのです。これは大きな問題点です。しかし、近頃、医科の団体と歯科の団体が共同して歯周病と糖尿病の問題に取り組もうという動きが出てきましたので、その成果に期待しています。
- 最後に、栗原先生の今後の抱負をお聞かせください。
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私の活動は、歯科医院で患者さんの診察をするかたわらで行っているものなので、時間的に制限されることも多いのですが、できる限り、歯周病と糖尿病の関係を知っていただくための活動をしていきたいと思っています。特に、糖尿病の患者さんに対しては、歯科医師の視点からだけではなく、一患者の視点からも情報を伝えたいと思っています。今、阪神タイガースで大活躍の岩田選手も1型糖尿病患者です。彼のような活躍は患者さんの大きな励みになります。私の活動も、少しでも患者さんの励みになればと思っています。
* サンスター歯科保健振興財団のホームページでは、1型糖尿病患者さんへ歯科治療機関の情報を提供しています。
詳しくは下記のサイトをご覧下さい。
http://www.sunstar-zaidan.org/senri/jyakunen.htm
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